自社製品・ブランドについて

【自社製品、ブランドについて】

私たちが今、力を入れている商品は「山牛」と「山豚」、「山鶏」。設立当初から主力にすることに決めていた自社ブランドがあります。

季じょん山牛 季じょん山豚 山鶏

◆まず「山牛」。

現在、牛飼い歴30年以上の経験を持つ鍋倉牧場さんの牛を使わせてもらっています。なぜ鍋倉牧場さんの牛なのかといいますと、牛肉が本来持つ美味しさが本当によく味わえるから。

季じょん山牛

ここで育てられた牛は、黒毛和牛特有のブドウのような香りを保ちながら赤身にコクがあって、脂もあっさりしているのです。ブランド牛としてすでに有名な宮崎牛は確かに美味しい。しかし、意外と脂がしつこくてたくさん食べられないというジレンマがありました。そこに着目し、改善を図ったのが鍋倉牧場さんなのです。

代表の鍋倉隆一さんの「もっと一般の消費者が美味しいと思えて、価格的にも食べやすい牛肉をつくる」という強い信念にも惹かれました。鍋倉さんの飼育方法は画期的なもので、肉質や肉色が肉用牛と比べて落ちるといわれる経産牛を7、8ヶ月かけて再肥育し、肉用牛と同等の肉質に戻すことに成功しました。

もちろんエサにもこだわり、地元の契約農家から仕入れる笹サイレージやお茶の葉、米ヌカなどを飼料にしています。どれもが地元産。本当の意味での「地元が生んだブランド牛」と自負しています。

◆次に「山豚」です

こちらは尾鈴ミートさんと小野養豚場さんの豚。どちらの豚も私が知る限り天下一品です。

季じょん山豚

特徴は山牛と同じで、エサへのこだわり。厳選したトウモロコシや大豆、地元産の米、規格外のサツマイモなどを自社工場で自家配合した「エコ飼料」を使っています。このエサのおかげで豚肉にありがちな臭みが少なく、お腹いっぱいに食べられるのです。

そもそもの私のポリシーが「安全なものを、将来を担う子どもたちにお腹いっぱい食べてほしい」ですので、まさにぴったりの豚に出会えたわけです。

この山豚を、私たちは尾鈴ミートさんを経営されている遠藤太郎さん、小野養豚場さんの小野彩さんから名前を拝借して「太郎さん豚」「あやちゃん豚」として売り出しています。

◆最後に「山鶏」。

こちらは日向市の橘香園さんの地鶏。私たちは「橘地鶏」と呼んでいます。

山鶏

橘香園さんの農場はもともと先祖代々のみかん畑でしたが、雑草の対策として地頭鶏の放牧を始めたのが養鶏のきっかけ。抗生物質を一切使わず、自由奔放に育てているのが特徴で、とてもたくましく成長してくれます。

みかんの実を食べるなど、自然由来の栄養分をとっていて、病気もほとんどしません。普通の鶏は2ヶ月の間、鶏舎で飼育され出荷されるのですが、ここでは4、5ヶ月かけて平飼いされていて、飼育密度は1㎡あたり2羽以下に保たれています。

柔らかさのなかにも適度な歯ごたえがあり、しかもジューシーで、鶏の旨味が抜群。1週間で約20羽、1ヶ月で約80羽しか手に入れることができない貴重な山鶏なのです。

◆あともうひとつ、主力商品を紹介しておきましょう。
それは「のびとん」という豚。

のびとん

こちらの開発の経緯はちょっと変わっていて、最初は設立時のメディア取材に対応するために、森の中に“養豚場”を作ったのです。養豚場といっても舎屋があるわけでなく、ちょっとした囲いがあるだけ。それが結構反響があって、そこで豚を育ててみようと。

そうしたら思いがけず極上の肉質の豚に育ってくれたのです。エサは植物性の自家配合の飼料を1日1回に少しだけ、足りない分は豚たちが野草や栗、どんぐりを勝手に探して食べる、まさに「自然に生きて、自然を食べる」感覚。ストレスフリーな環境が功を奏して、今では高級ホテルのシェフから直接オーダーが入るほどになりました。この「のびとん」と先にお話しした「山牛」「山豚」「山鶏」、この4つ巴は、どこに出しても恥ずかしくないと自信を持っています。

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