宮崎牛の定義とは?

宮崎牛の定義とは?
宮崎牛を名乗るためには必要な2つの厳しい条件があります

 

「宮崎牛とは何なのか?」
言われて答えられる人は相当な通です。

宮崎で育てられたから宮崎牛なのか?
その定義は何なのか?などなど、
宮崎牛の基本をまとめました!

牛肉のお取り寄せに使われる美味しさでは
ピカイチの宮崎牛ですが、
いろいろな努力が上がってここまで登っています。

1.「宮崎牛」の歴史

宮崎牛の歴史は長く、30年以上の歴史があります。

宮崎牛という名称が生まれる以前から、
三重県や佐賀県で銘柄牛として肥育される子牛(素牛)の
生産が盛んだった宮崎。

そのため、宮崎は昔から、良質な肉質を持つ
系統の素牛を保有していました。

 

そして1986年10月、「より良き宮崎牛づくり対策協議会」が
創設され、正式に「宮崎牛」というブランド名が定義されました。

食肉販売店等が「宮崎牛」として表示販売を
行うことのできる牛肉について、
統一化された基準が定められたのです。

このときから、宮崎県内で素牛の生産から肥育、
製品化まで一貫して行う生産体制等の推進により、
県内産肥育牛の増産の取り組みが始まります。

昔から受け継がれてきた、肉質良好な系統を持つ
宮崎だからこそ高品質を維持した宮崎牛を生み出せています。

 

宮崎牛の定義とは何なのか?宮崎牛と宮崎産牛の違い

宮崎で生産される黒毛和牛すべてが「宮崎牛」だと
思われている方も多いと思いますが、
そんなことはないです。

宮崎で生産される和牛は一般的に「宮崎産牛」と総称されています。
となると、宮崎牛とは何になるのか?

宮崎牛と名乗れる条件は厳しく決められています。

1.「宮崎県産の黒毛和種であること」が第一条件。
黒毛和種は、その良質な肉質から世界最高峰と
呼ばれる牛肉を生み出す和牛の一種です。

2.「肉質等級が4級以上のもの」がようやく
宮崎牛という名称を与えられます。

肉質等級は、霜降りの具合、肉の締まりとキメ、
肉の色沢、脂肪の色沢の4項目を5段階評価する
食肉の流通規格です。

この検査は国家資格を持った検査員が、
処理段階に一体ずつ検査を行っています。

肉質等級は、以下の4項目から判定され、
1等級から5等級までランク分けされます。

1.脂肪交雑(さし)
2.肉の色沢
3.肉の締り及びきめ
4.脂肪の色沢と質

※昔は3等級を含めた3種が宮崎牛となっていましたが、
2005年より規定が見直され、宮崎牛として
認められるのは厳しい判定基準により、
上位2ランクまでの4・5等級という規定になりました。

肉質等級4級以上とは、
4項目すべてに4以上の評価が
付かなければならない大変な基準です。

この条件をすべて満たした宮崎牛は、
厳選された選りすぐりの牛肉といえます!

これらの条件以外に、消費者が安心して
宮崎牛を口にできるよう、BSE検査が実施され、
検査を通過したもののみが販売・流通されます。

 

宮崎牛とは、

宮崎県内で生まれ飼育された黒毛和種のうち、
日本食肉格付協会の格付け検査において
肉質等級が「4等級・5等級」にランクされた
2種のみが「宮崎牛」を称することができるのです。

そして、「県内種雄牛、もしくは家畜改良のため
指定された種雄牛を一代祖にもつもの」
という条件もあります。

 

和牛オリンピックと言われる内閣総理大臣賞3大会連続受賞しています。

「宮崎牛」はこれらの基準を元に厳選され、
本物を追及したブランド牛ということになります。

その品質を証明する証として、
宮崎牛は全国和牛能力共進会という
和牛の品評会で偉業を達成しています。

 

5年に1度開催されている、全国和牛登録協会主催の
和牛のオリンピックといわれる「全国和牛能力共進会」で
宮崎牛は見事3大会連続で内閣総理大臣賞を受賞!

2007年(第9回大会)では、種牛・肉牛の部門で
内閣総理大臣賞を受賞し、農林水産大臣賞9区分中7区分を制覇。

種牛、肉牛部門で最も優れた牛に贈られる
内閣総理大臣賞は、両部門とも宮崎牛が受賞となり、
ダブル受賞は同品評会史上30年ぶりの快挙となりました!

 

そして、2012年(第10会大会)では、
種牛の部門で内閣総理大臣賞を再び受賞。

さらに各部門の総合得点で、道府県の順位を決める
団体賞でも1位を獲得!
前回大会に引き続き優秀な成果を収め、連覇を達成。

2017年(第11回大会)でも内閣総理大臣賞を受賞!
3大会連続受賞という偉業を達成しました!

 

みやざきサンミート季穣の山牛とは

「季じょん山牛」

A4,A5ランクになるとどうしてもて脂に限界が出ることがあります。

山牛は脂のバランスと柔らかさがマッチして何枚でも食べられるのが特徴です。

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