宮崎の鶏肉ブランドまとめ

宮崎県では昔から鶏料理が食べられていて、その過程において多くのブランド鶏が誕生しています。

全国的に有名なものでいいますと、「みやざき地頭鶏(じとっこ)」が代表的な銘柄で、九州以外にも幅広い地域に流通していて、飲食店などでその味わいを体験することができます。

実際には、そのほかにもたくさんの宮崎県産ブランド鶏が飼育されているわけですが、詳しく知っているという方は多くはないでしょう。

そこで、ここでは宮崎県で生産されているブランド鶏の種類を一挙ご紹介していきます。もしかしたら知っている銘柄もあるかもしれませんので、ぜひチェックしてみてください。

宮崎県産のブランド鶏一覧

○みやざき地頭鶏(じとっこ)

宮崎県のブランド鶏としては代表格とも言える銘柄です。

鶏肉特有の臭いが少なく、柔らかな肉質の中にも適度な歯ごたえと弾力を感じることができて、さらにコクがあり味わい豊かな点が魅力となっています。

飼育管理マニュアルに基づき「安全・安心・愛護」AAA(トリプルエー)といった評価を受けるブランド鶏です。

○霧島鶏(きりしまどり)

宮崎県内の指定農家だけが育てる貴重なブランド鶏です。

丁寧に飼育されたメスのみが霧島鶏として出荷されています。

肉のしまりと色ツヤが良いところが特徴ですが、そのためには専用飼料や専用添加剤といったものが使われています。

結果として鶏特有の臭みを極力抑えた仕上がりとなっていて、美味しさに大きく貢献しています。

通常の若鶏よりも芳醇なコクを感じることができるブランド鶏です。

○日向鶏(ひゅうがどり)

特徴としては低脂肪で低カロリー、さらに低コレステロールと健康に配慮された肉質となっていて、まさに3拍子揃ったヘルシータイプのブランド鶏です。

飼料にはミネラル、ヨードなどの栄養素をたっぷりと含んだ海藻類をブレンドし、鶏肉に含まれるビタミンEが増えるように飼育しています。

出荷前およそ20日間以上を休薬期間としているため、食の安全性という部分でも非常に優れた鶏肉です。

○特別飼育 豊後どり(ぶんご)

飼育期間中、抗生物質や合成抗菌剤といったものを一切使用していないという点が特徴的なブランド鶏です。

豊後というのは大分県の地名ですが、ブランドとしては宮崎県の鶏として扱われています。

「より安心、安全」をモットーに生産されていて、ビタミンEの含有量も豊富ということで、お子さんがいる家庭でも安心して食べることのできる鶏肉です。

飼料には生菌剤カルスポリンを加え、脂肪を減少し、出来る限り旨味を引き出した仕上がりとなっています。

○日南どり

宮崎県と熊本県にまたがって飼育されている鶏ですが、こちらも宮崎県の銘柄として扱われています。

ビタミンEを豊富に含んだ独自の飼料を使っていて、さらに生菌カルスポリンを加え、鶏自体が健康に過ごせるように配慮して生産されています。

通常の鶏よりも健康に動き回った分だけ身が締まっていて、適度な弾力のある肉質というのが魅力のひとつです。

○宮崎都味どり(みやざきみやこあじどり)

宮崎県の県南地区で生産されているブランド鶏で、ビタミンEをたっぷりと含んでいてヘルシーな味わいが特徴的な部分となっています。

なお、飼育の際には鶏の健康維持のため21日齢以降にヨーグルゲン、42日齢以降に木酢酸を含んだ飼料を与えているということです。

また植物性油脂のパームオイルを添加し、鶏の旨味でもある脂身部分が改良されています。

○はまゆうどり

産地や生産者、また飼育方法などをすべて明確にしていて、安心安全にこだわって作られたブランド鶏です。

交雑される鶏種としては、ホワイトコーニッシュとホワイトプリマスロックが採用されていて、月間生産量としては46万羽が出荷されています。

平均50日前後の飼育がされ、開放鶏舎で育てられた鶏の肉質はとても良好。

飼料には発酵乳粉末や木酢酸、さらにパーム油脂粉末といったものが選ばれています。

○桜姫(さくらひめ)

通常の鶏肉よりもビタミンEの含有量が3倍以上という宮崎県産ブランド鶏です。

透明感のある肉の色が特徴でもあり、脂肪分が白く差し込まれているところが見た目のポイントともなっています。

交雑されている鶏種はチャンキー、コップです。

○宮崎県産森林どり(みやざきけんさんしんりんどり)

エサに木酢酸炭素未吸着飼料を加えていて、ビタミンEの含有量を増やそうと飼育されているのがこちらの「宮崎県産森林どり」です。

独自の飼料が与えられた鶏肉は、低カロリーで低脂肪といった特徴があり、ヘルシーな仕上がりとなっています。

○高原ハーブどり

雌だけを専用飼料で飼育し、その際は長期間薬を与えずに育て上げます。

そのため、肉自体が非常に安心安全で、さらに保水性に優れているため、料理にしてもジューシーな口あたりが楽しめるブランド鶏です。

また、鶏臭さが非常に少なく、多くの人に好まれる味として人気があります。

60日間という長期飼育のため、ブロイラーと地鶏の良い部分を併せ持った鶏です。

○高千穂どり(たかちほどり)

宮崎県高千穂地方で生産されているブランド鶏で、独自に改良した雛と、安全性の高い純穀物飼料を採用しているという点が特徴でもあります。

大自然の中で長期間ゆったりと育てられているため、とても繊細な肉質となっています。

また、薬品不使用ということで、肉自体に臭みがなく、ヘルシーな味わいです。

○日向赤鶏(ひゅうがあかどり)

自然の中で充分に運動して育っているため、筋肉が発達していて身の部分の赤みが強いというところが特徴的な部分です。

また、出荷前35日以上は薬を与えないようにしているため、非常に安心なブランド鶏と言えます。

まとめ

ご覧いただいたように、宮崎県には数多くのブランド鶏が飼育されていて、それぞれ生産農家がこだわりをもって食肉へと出荷してくれています。

また、多くのブランド鶏が安心安全をモットーに作られているため、小さなお子さんなどに対しても心配なく食べさせられるものばかりです。

ぜひ、宮崎に訪れた際やお取り寄せなどで、これらのブランド鶏を味わってみてください。