すき焼き東西の違いとレシピについて
すき焼き東西の違い
ご馳走といえば「すき焼き」を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。老若男女問わず人気メニューのすき焼きですが、作り方には東西で決定的な違いがあります。
先に割り下を用意しておくのが関東式。一方関西は、肉を焼いたら直接砂糖としょう油を入れます。関東式、関西式、どちらがお好みですか?
◇関東式のすき焼き
醤油、みりん、料理酒、砂糖、水などを合わせた“割りした”で肉や野菜をいっぺんに煮ます。最初に割りしただけ煮立て、初めにネギ、あとは適当に野菜、最後に肉を煮ます。
- すき焼き鍋を熱して、牛脂を全面に溶かします。
- 牛肉を広げながら入れます。
- ねぎを入れて焼きます。
- 割り下をひたひたにそそぎます。
- 順次、ほかの野菜を加え、煮えたところから、とき卵につけて食べます。
★基本の割り下の分量(4人分)
- みりん 100ml
- しょう油 100ml
- だし 150ml
- 砂糖 大さじ3〜4
※味見して、砂糖は好みで調整してください
◇関西式
素材の味を重視する傾向のある関西では、まず肉だけを焼き肉本来の味を堪能してから野菜を食べるのが関西流。とは言っても味付けしていない肉を食べるのではなく、肉を牛脂を塗った鍋で焼いたら砂糖適量、醤油、みりん、昆布ダシなどを注ぎ入れ、関東同様、溶き卵につけて食べます。
※手順2までは関東と同じです
3. 肉を裏返し、火が八分くらい通ったら、砂糖を肉の表面がかくれるくらい入れます。
4. ひと呼吸おいたら、しょう油をかけます。さらに酒を加えてもよいでしょう。
5. まず、白菜など水気の出やすい野菜を加え、順次、ほかの野菜も加え、煮えたところから、とき卵につけて食べます。
★調理の注意点
- 水気がでる白菜は必ず入れる。野菜から出る水と砂糖としょう油が基本の味付けです。
- 九条ねぎなど青ねぎはあとから入れますが、白いねぎを入れたいときは、肉と一緒に香ばしく焼いてから、砂糖、しょう油を入れます。
- 野菜を入れたあとも、砂糖としょう油を入れて味つけしますが、煮つまってしまったら、酒を入れます。