ブランド豚肉おすすめトップ15

現在、日本では数多くの豚肉が流通していますが、中にはブランド豚肉と銘打たれたものもあり、それぞれ飼育の仕方や飼料にこだわりをもって生産されています。

しかし、ブランド豚というのはその数だけでも300以上といわれているため、実際にどのブランド豚のお肉を買えばいいのかちょっと迷うところ。

最近ではお歳暮やお中元といった贈り物に、グルメギフトを選択する方も多いと思いますが、せっかくプレゼントにブランド豚を選ぶのであれば人気の高い種類を買いたいですよね?

そこで、ここではブランド豚の中でもおすすめの15種類を厳選してご紹介していきます。

聞いたことがある有名なブランド豚から、品質の高さから人気と注目度が高まっているブランド豚まで。

いろいろな種類をご覧いただけますので、ぜひチェックしていってください。

ブランド豚肉おすすめトップ15

全国各地のブランド豚肉15選

○京丹波ぽーく

前身である「京都ぽーく」を生産してきた先代岸本和雄さんが30年以上の歳月をかけて学んだ養豚ノウハウを使って生産されている、京都丹波産のブランド豚です。

肉質、肉味の良いデュロック種に大麦、小麦、パン粉、デンプンといった独自の飼料を与えて育てています。

現代表である岸本幸子さんが販売の資格を取り、平成24年11月に商標登録証を取得、岸本畜産の自社ブランドとして誕生しました。

食肉産業展2018 「第16回銘柄ポーク好感度コンテスト」にて最優秀賞を受賞した実績のある豚肉です。

○かごしま黒豚

鹿児島県の名産品としても知られる「黒豚」は、とても歴史が古く地域に根付いた畜産物として親しまれています。

現在、日本各地で販売・提供されている「黒豚」という名称の豚肉のルーツは、そのほとんどがこの鹿児島県産の黒豚に由来していますので、シェア率で言えば国内トップクラスです。

肉のしまりがよく、脂身の甘みが魅力的な黒豚は、どんな料理にも合う最上級の豚肉です。

〇サンミート季穣 山豚

季じょん山豚は、豚の飼育数が全国2位である宮崎県のほぼ中央、特に農業が盛んな地域である児湯郡木城町と川南町で飼育しています。町の喧騒から離れた静かな環境で飼育しており豚へのストレスフリーに繋がります。また飼料にもこだわり、市販の飼料は使用しておりません。

独自に「工コ飼料」の加工会社(宮崎サンエフ)を設立し、トウモロコシや地元産のお米、サツマイモなどを活用した植物性の自家配合飼料を使用することにより、豚肉に甘みが増します。さらに食品工場から出た、パンの耳など加工した飼料(リサイクル飼料)を与え、味、肉質の改善とともに環境にもやさしい豚作りを実践しています。(宮崎大学や宮崎県畜産試験場の研究協力の下)生産者、飼料も限定で「季じょん山豚」は安心安全、高品質な豚肉として、これからも皆様のご期待にお応えします。

(1)さっぱりとした味わい

植物性の飼料にこだわっており栄養価が高くクセのないヘルシーなお肉です。

(2)ジューシーで柔らかい

脂肪が上質で柔らかくしっかり噛み応えのあるお肉です。

(3)オレイン酸、リノール酸、リノレン酸が豊富

児湯郡内の農家と契約し、地元で生産されたお米を飼料に配合。そうすることで豚はオレイン酸の割合が増え、お肉の旨みが増すといわれています。 リノール酸、リノレン酸は植物油の主成分であり、必要とされながら体内で作ることが出来ない必須脂肪酸です。血中コレステロールを下げたり、高血圧を予防する作用があるといわれています。

(4)生産者限定

生産履歴が明確。生産者がはっきりしているため、安全安心で品質も確か。おいしい宮崎県産の豚肉です。

(5)工コ飼料による取り組み

近年、日本をはじめ世界中で食糧廃棄が問題となっています。今でも食糧支援が必要な地域があるにもかかわらず、日本では年間約1700万トンの食糧が廃棄されており、世界有数の食糧廃棄固となっています。「もったいない」精神がありながら、安心安全なものを求める必要があり、本格的な取り組みは行われていません。宮崎サン工フでは、2013年からスーパーやコンビニで、余ったパンや、規格外のサツマイモなどを活用した「工コ飼料」を加工しており、リサイクル事業にも積極的に取り組んでいます。配合飼料の高騰で農家が苦しむ中、工コ飼料により地域農家を助け、「農地を守り育てた豚」としてのブランド化も目指しております。

○とようらうまみ麦豚

イチゴの生産地としても知られる北海道・豊浦町で、SPF豚肉の飼育に特化した有限会社フロイデ農場が手がけるブランド豚です。

SPF豚肉と同じ生産方法で育てながら、北海道産の小麦を4割ほど加えた飼料を与えて生産が行われています。

旨みとコクに溢れた、ワンランク上の味わいを体験できる豚肉です。

○甲州乳酸菌クリスタルポーク

圧ぺん大麦を中心とした飼料に、乳酸菌を配合した添加飼料を与えて育てられている山梨県産のブランド豚です。

乳酸菌が腸内環境を整え、病原菌の活動を抑制するので病気にかかりにくくなっています。

そのため、ホルモン剤や抗生物質を極力使わず飼育することが可能となり、安心安全な食材として注目を高めている豚品種のひとつです。

○飛騨「納豆喰豚」

平成14年から生産され、「萩原産けんとん」という名前でスタートした下呂市のブランド豚です。

品質向上の努力によって、2018年の「第16回銘柄ポーク好感度コンテスト」で特別賞を受賞しました。

その評価の高まりを受けて、現在は下呂特産ブランド豚「飛騨なっとく豚(納豆喰豚)」という名称となり、堀田牧場と肉の天狗が提携して、さらなるブランディング化を促進しています。

ポークステーキはもちろんのこと、甘みのある脂身が特徴でもあるのでロースカツなどにして食べると極上の味わいが楽しめる豚肉です。

○藏尾ポークプレミアム

藏尾ポークの名が一躍全国的に有名になったのは、テレビの取材がきっかけとされています。

一昔前は養豚場というとやや汚いイメージだったところに対して、藏尾ポークの豚舎は清潔そのものだったということで特集が組まれた結果、清潔な豚舎、自然豊かな環境、そして霜降りが入っているとても珍しい豚肉として一気にブレイク。

ブランド豚のランキングでも毎年上位に入るほど人気で、地元の滋賀県では非常に多くの飲食店で使われている銘柄です。

○阿波ポーク

徳島県が独自開発した「アワヨーク」という豚に、ランドレース種とデュロック種を3元交配させて作った高品質のブランド豚です。

阿波ポークの飼育には、県下の農家だけが携わり、協議会により定められたマニュアルに基づいて行われているため、一定の品質が保たれています。

抗生物質などを一切使用せずに、鳴門金時や米を飼料にして育て、その中からさらに厳選した豚のみをじっくりと時間をかけて飼育しているところが特徴的です。

バランスの良い肉質と、旨みが凝縮された脂身を持つ阿波ポークは、阿波尾鶏・阿波牛と並んで、「阿波畜産三大ブランド」のひとつにも挙げられています。

○平牧三元豚

平牧三元豚は山形県の酒田市にある「平田牧場」で開発されたブランド豚です。

3種類の豚を掛け合わせて作られる「三元交配豚」であり、肉質を重視した系統の豚を掛け合わせることで、最高級のもち豚が誕生しています。

与えられるエサには非遺伝子組み換えである植物性の飼料が選ばれ、減反田で作ったお米を加えるなど、徹底的なこだわりが持たれている豚肉です。

あっさりとしていてコクのある甘さの脂身と、繊維がきめ細かく、弾力のある肉質が魅力的で、グルメギフトにもぴったりのブランドと言えます。

○千葉県産のいも豚

実は豚肉の生産量が国内トップクラスである千葉県で育てられた「いも豚」も、おすすめブランド豚のひとつです。

さつまいもやタピオカといったイモ類をエサの50%に使用していて、豚肉特有の臭さを取り除くことに成功しています。

肉汁の浸出が少なく、ジューシーでやわらかな歯応えが魅力的で、豚肉の旨みとコクが楽しめる品種です。

また、オレイン酸が豊富に含まれているため、ヘルシーで健康的な豚肉でもあります。

○きなこ豚

宮崎県産のブランド豚で、畜産が盛んな都城市にある「はざま牧場」で飼育されています。

宮崎県の澄んだ空気と清流の中で大切に育てられていて。大豆からできる栄養価の高い「きな粉」が飼料のメインという特殊な豚です。

豊かな植物性たんぱく質で甘みが増した脂が絶品で、栄養たっぷりでさらに健康的という非常に優秀な品種のため、様々な料理で美味しく食べられます。

生産者からはシンプルにしゃぶしゃぶでその身を楽しんでもらいたいということで、飲食店でも多くのところでしゃぶしゃぶスタイルで提供されています。

○ローズポーク

茨城県で飼育されていて、肉の見た目が鮮やかなバラ色をしていることからその名前が付けられたブランド豚です。

ランドレース種、大ヨークシャー種、デュロック種という3種類の豚を交配させて作った豚肉は、締まりの良い赤肉に良質の脂肪が混ざったツヤや光沢のある仕上がりとなっています。

キメが細かくて柔らかい肉質は各方面で高評価を得ていて、販売店を限定していることからも安全性の高い豚肉として知られるようになりました。

自宅用でもグルメギフトとしても手頃な価格で、とてもおすすめのブランド豚です。

○唐津産金桜豚

佐賀県のブランド豚である「肥前さくらポーク」の中で、トップクラスの品質を持つ豚だけが名乗れるのがこちらの「金桜豚(きんざくらとん)」です。

鮮やかな桜色と、ソフトできめ細やかな食感、そして豚肉特有の臭みが少ないところが特徴的。

この「金桜豚」はエサに乳酸菌などの微生物を混ぜるといった、こだわりの飼育方法が実践されていて、臭みをさらに少なくする努力が続けられています。

○うつくしまエゴマ豚

福島県で昔から飼育されている「フクシマL」を元種に交雑したブランド豚です。

生活習慣病に有効といわれるα-リノレン酸を多く含むエゴマをエサに育てられた豚は、肉質自体に多くのα-リノレン酸を蓄えた仕上がりとなっています。

また、抗酸化作用があるビタミンEも普通の豚肉より多く含んでいるので、老化予防の効果が期待できると注目を集めている福島県産食材です。

○フジザクラポーク

山梨県の畜産試験場が、長い年月をかけて研究開発したブランド豚で、品質の良い飼料を与え丹精を込めて育てられています。

健康的で衛生的にも優れた品種で、生産される豚肉は山梨食肉流通センターで丁寧に処理されて出荷されているため「安心安全」です。

キメ細やかで柔らかなフジザクラポークは、肉の色も良く贈答用にもぴったり。

オールジャンルの料理に合う豚肉で、とても人気が高まっています。

○庄内豚

関東より北では豚肉の三大産地のひとつにも数えられる山形県庄内地方で、優れた生産業者によって作られているのがこちらの庄内豚です。

瑞々しく引き締まった身はコレステロールが低く、ヘルシーなことから食通の方々をはじめ、健康志向の高い層からも注目を集めます。

両親や仕事でお世話になっている方など、高齢の方へのギフトにも喜ばれるブランド豚のひとつです。

まとめ

自宅用にもグルメギフト用にもおすすめのブランド豚を15種類ご紹介してきました。

どのブランド豚も品質は国内トップクラスで、品評会などでも高い評価を得ているものばかりとなっています。

贈り物にも最適で、見た目にも美しいブランド豚をぜひとも一度味わってみてはいかがでしょうか。