外国産牛肉(オーストラリア産・アメリカ産など)と国産牛の違い

現在日本のスーパーマーケットなどではたくさんの外国産牛肉を販売しています。牛肉を購入しようと思った時に、国産にしようか外国産にしようか迷うことがありませんか?

安さを求めて外国産などを選ぶこともあるかと思いますが『アメリカ産とオーストラリア産では何が違うの?』『 国産と外国産の違いは何??』などといった疑問があると思います。

日本では現在、牛肉の多くを外国からの輸入肉に頼っているといえます。全体の約60%が輸入の牛肉で、40%が国産牛という割合になっています。輸入先の内訳は6割以上がオーストラリア産であり、2割がアメリカ産です。

また、その他にも、カナダ、ニュージーランド、そしてメキシコなどからも輸入されています。これらの外国産牛肉は全て混同されがちですが、実はそれぞれ、味などにも特徴があり、飼育方法にも違いがあります。

オーストラリア産牛肉の特徴

オージービーフとよばれるオーストラリア産牛肉は最も多く輸入されています。オーストラリアでは広大な土地を利用して、牛をのびのびとした牧場で、自然に育つ牧草を餌に、放牧しています。牧草を食べて育つグラスフェッドという肥育方法です。

運動量が多く、エサも牧草であるため、肉質は赤身が多くなります。エサが牧草であることによって独特の臭みがあり、苦手な方もいるようですが、オーストラリア産の牛肉は比較的栄養価が高いのもポイントです。安くて栄養価のある牛肉を食べたい方には向いているでしょう。

アメリカ産牛肉の特徴

アメリカ産の特徴はグレインフェッドとフィードロッドという肥育方法が主流になっている点に挙げられます。グレインフェッドとは、穀物を中心とした高エネルギーなエサで肥育するということです。

穀物をエサとすることで、臭みはなく、柔らかい肉質になりやすいのが特徴です。フィードロッドとは、出荷される前の牛を柵で囲い込み、濃厚飼料を与えて育てる方法のことを言います。

この肥育方法を取ることで、適度な脂肪がついた柔らかい肉に仕上げることが可能となっています。また、アメリカ産は、常にスーパーマーケットなどで特売されているということもあり、価格は非常に安いです。アメリカでは霜降り肉よりも赤身が好まれ、上質な赤身肉を作る研究などが行われているので脂肪分が少なく、そういう意味ではヘルシーであるいえます。

国産牛肉の特徴

国産牛肉の特徴は牛小屋で飼育されているという点です。一般的にはエサとして穀物・とうもろこし・ふすまや稲わら、場合によってはコメなど、様々な飼料が与えられています。国産牛、特に和牛においては、日本独自の肥育方法とエサによって、ラクトンと呼ばれる香り成分が多く含まれており、加熱すると甘く、香りが良いという特徴があります。

外国産牛肉は安全か?

日本ではホルモン剤などの使用は禁止されていますが、アメリカ産もオーストラリア産も一定量の肥育ホルモン剤の投与が認められています。安全性が高いとされるのはEU産の牛肉ですが、日本のスーパーなどではほとんど見かけませんので通販などを利用しないと入手は難しいでしょう。やはり安心・安全で美味しい牛肉は国内産が勝るといえます。

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木城町の山牛

季じょん山牛は、肉牛の飼育数が全国 3位である宮崎県のほぼ中央、特に農業が盛んな地域である児湯郡木城町で飼育しています。南国の穏やかな気候で冬も比較的暖かく、町の喧騒から離れた静かな環境のもと、牛飼い一筋40年以上の経験を持つ鍋倉牧場の鍋倉隆ーさんが飼育しています。

もともとは黒毛和牛を中心に繁殖農家としてのスター卜でした。黒毛和牛は世界最高の肉質と称され、宮崎県でも宮崎牛がブランド牛として有名です。宮崎牛は香り豊かで卜口けるような軟らかさが特徴です。

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