豚肉の種類やブランドごとの違い、特徴について

 

そのまま焼いても、手間をかけても美味しい豚肉ですが、その種類や特徴というのは実に様々です。

 

ここでは、日本の豚肉から世界の豚肉まで、いろいろなブランド豚や品種についてご紹介していきます。

 

また、そのブランド豚や品種ごとの特徴や飼育へのこだわりなどについても見ていきますので、ぜひそれぞれの豚肉を味わう際の参考にしてみてください。

 

ちょっとした知識があることで、さらにその豚肉が美味しく感じられるようになるかと思います。

 

世界で飼育されている豚肉の種類

日本で豚肉が一般的に食べられるようになる前から、世界では豚肉がポピュラーな食材として扱われていました。

 

そこで、まずは世界に広がる食用豚肉の品種を見ていきましょう。

 

○イベリコ豚(スペイン)

 

レストランなどでもよく見かける「イベリコ豚」ですが、こちらはスペインが原産の豚の一種です。

 

飼育されている期間中に、自然に落ちているどんぐりや牧草を食べているため、独特の香りがあり、さらにオレイン酸の含有量が豊富といった特徴を持ち合わせています。

 

また、自然の中で育てられ、広い敷地内を自由に歩き回りながら生活をしているイベリコ豚というのは適度な運動量があるため、肉質に脂肪分がうまく重なり合い、キメ細やかな霜降り状態になるともいわれています。

 

そのまま食べても生ハムに加工しても美味しい品種です。

 

○金華豚(中国)

 

中国料理の高級食材である金華ハムの材料にもなっているのが、こちらの金華豚です。

 

中国浙江省金華地区を原産とする豚で、体重は100キロ程度と比較的小柄な品種とされています。

 

なお、顔が黒く、胴体が白いというのが特徴のひとつです。

 

もちろん加工せず、そのままステーキなどにしても美味しく食べられます。

 

○ヨークシャー豚(イギリス)

 

日本にも古くから輸入され、現在では食用豚肉の主流品種ともなっているのが、こちらのヨークシャー種です。

 

イギリス原産で1頭あたりから生まれる子豚の数が多く、大量繁殖に適した品種ともされています。

 

赤身と脂身のバランスが良く、加工用の食肉としても優れたパフォーマンスを発揮する品種のひとつとして、世界中で食べられている種類です。

 

○デュロック豚(アメリカ)

 

アメリカ産の品種で、ニューヨークやニュージャージーといった地域で育てられているのが、こちらのデュロック種です。

 

肉質には脂身が多く含まれているため、日本で豚の品種改良をする際にも使われることがあります。

 

アメリカでは非常にポピュラーな品種であり、個体によっては400キロ近くにまで成長する大型タイプです。

 

○ランドレース豚(デンマーク)

 

元々デンマークで飼育されていた在来種の豚に、イギリスのヨークシャー種を交配したことで生まれた品種です。

 

飼育スピードが早く、半年ほどで成熟するため、日本の生産農家の間でも非常に重宝されている品種のひとつとされています。

 

また、脂肪分が少ないところも特徴的で、肉質の大半を赤身部分が占めることから加工用豚肉として出荷されることが多いです。

 

日本におけるブランド豚の種類や特徴

世界中で飼育されている豚の品種をご覧になっていただいたところで、次に日本で生産されているブランド豚の種類やその特徴を見ていきたいと思います。

 

○アグー豚(沖縄)

 

日本のブランド豚の中で、600年ほど前からの在来種とされているのが「アグー豚」です。

 

コレステロールが市販の豚肉より25%ほどと、非常に健康的なところが魅力的で、旨味成分も豊富。(

 

普通の豚肉と比べてグルタミン酸の含有量が2.5倍というのも特徴のひとつです。

 

柔らかい肉質で臭みがなく、さらにあまりアクも出ないといいこと尽くしの豚肉品種となっています。

 

○琉球長寿豚(沖縄)

 

こちらも沖縄県のブランド豚で、麦を主体に海藻類の粉末を配合した専用飼料が与えられています。

 

豚肉本来の旨味が感じられ、さらにコクのある肉質が評価され、段々と知名度を高めている豚肉の種類のひとつです。

 

低カロリーで、日持ちが良いというのも魅力的な部分となっています。

 

○びらとりバークシャー(北海道)

 

こちらは沖縄とは正反対の場所にある北海道産のブランド豚です。

 

北海道の中では少し珍しい黒豚品種となっています。

 

黒豚特有の脂身の旨さがあり、「北海道バークシャー協会」からも認定されている信頼性の高い豚肉です。

○やまびこ豚(愛知)

 

全粒粉砕とうもろこしを含んだ指定飼料を与えて育てた、愛知県産のブランド豚です。

 

飼料にはそのほかビタミンEも加えられていて、肉質の新鮮さや柔らかさといったものが感じられる豚肉となっています。

 

○TOKYO X(東京)

 

抗生物質不使用・遺伝子組み換え飼料不使用といった、安全面に最大限配慮した東京都を原産とするブランド豚です。

 

肉質が非常に柔らかく、赤身と脂肪の層がキメ細やかに仕上がっているところが特徴でもあり、魅力的な部分でもあります。

 

生ハムやソーセージといった加工食品としても販売されていて、活躍の幅が広い豚肉です。

 

○日本の豚やまと豚SPF(福島)

 

活性水飼育によって、健康的で美味しく仕上がるよう考えられて生み出された福島県産のブランド豚です。

 

鍋料理などに使ってもアクが出にくいところが特徴でもあり、過熱してもイノシン酸の分解量が少ないという点に優れています。

 

○米の娘豚(山形)

 

お米とホエーを飼料として育てられている山形県産のブランド豚です。

 

なお、オレイン酸含有量が通常の2倍、ビタミンEが4倍といった優れた数値のある豚肉です。

 

ちなみに「銘柄ポーク好感度コンテスト」で最優秀賞を獲得した実績もあります。

 

〇サンミート季穣 山豚

季じょん山豚は、豚の飼育数が全国2位である宮崎県のほぼ中央、特に農業が盛んな地域である児湯郡木城町と川南町で飼育しています。町の喧騒から離れた静かな環境で飼育しており豚へのストレスフリーに繋がります。また飼料にもこだわり、市販の飼料は使用しておりません。

 

独自に「工コ飼料」の加工会社(宮崎サンエフ)を設立し、トウモロコシや地元産のお米、サツマイモなどを活用した植物性の自家配合飼料を使用することにより、豚肉に甘みが増します。さらに食品工場から出た、パンの耳など加工した飼料(リサイクル飼料)を与え、味、肉質の改善とともに環境にもやさしい豚作りを実践しています。(宮崎大学や宮崎県畜産試験場の研究協力の下)生産者、飼料も限定で「季じょん山豚」は安心安全、高品質な豚肉として、これからも皆様のご期待にお応えします。

 

(1)さっぱりとした味わい

植物性の飼料にこだわっており栄養価が高くクセのないヘルシーなお肉です。

 

(2)ジューシーで柔らかい

脂肪が上質で柔らかくしっかり噛み応えのあるお肉です。

 

 

(3)オレイン酸、リノール酸、リノレン酸が豊富

児湯郡内の農家と契約し、地元で生産されたお米を飼料に配合。そうすることで豚はオレイン酸の割合が増え、お肉の旨みが増すといわれています。 リノール酸、リノレン酸は植物油の主成分であり、必要とされながら体内で作ることが出来ない必須脂肪酸です。血中コレステロールを下げたり、高血圧を予防する作用があるといわれています。

 

(4)生産者限定

生産履歴が明確。生産者がはっきりしているため、安全安心で品質も確か。おいしい宮崎県産の豚肉です。

 

(5)工コ飼料による取り組み

近年、日本をはじめ世界中で食糧廃棄が問題となっています。今でも食糧支援が必要な地域があるにもかかわらず、日本では年間約1700万トンの食糧が廃棄されており、世界有数の食糧廃棄固となっています。「もったいない」精神がありながら、安心安全なものを求める必要があり、本格的な取り組みは行われていません。宮崎サン工フでは、2013年からスーパーやコンビニで、余ったパンや、規格外のサツマイモなどを活用した「工コ飼料」を加工しており、リサイクル事業にも積極的に取り組んでいます。配合飼料の高騰で農家が苦しむ中、工コ飼料により地域農家を助け、「農地を守り育てた豚」としてのブランド化も目指しております。

 

 

まとめ

世界で飼育されている豚の種類から、国産ブランド豚まで幅広く見てきました。

 

どの豚肉にも特徴がり、それぞれ違った味わいが楽しめます。

 

また、黒豚として有名なバークシャー種など、同じ品種でも地域ごとに改良を重ねることで、ご当地ブランド豚として出荷されているというのも注目すべきポイントです。

 

ご紹介したような、ちょっとした知識を踏まえながら豚肉を食べてみると、また違った感じ方をするかと思いますので、ぜひ食事の際には銘柄などをチェックしてみてください。