豚と味噌は最高の組み合わせ!
体に欠かせない栄養素たっぷりの豚肉と日本古来の発酵食品である味噌の組み合わせは、体に良くて美味しい、最強のコラボといえます。豚肉の栄養や味噌の健康効果、ご飯にぴったりの栄養満点レシピなどをご紹介します。
豚肉の栄養や健康効果
◇たんぱく質
体の構成に必要なアミノ酸が豊富に含まれます。成長の促進、筋肉の強化、脳の回転を速めるなどの効果が期待できるので成長期のお子さんにはぜひ食べて欲しい食材です。
◇ビタミンB1
豚肉にはビタミンB1が多く含まれます。糖質をエネルギーに変えてくれるので、米が主食である日本人には大変重要な栄養素だといえます。
◇ミネラル
リン、カリウム、亜鉛などのミネラルは新陳代謝を促し、筋肉や神経を正常にする働きがあります。血圧を下げたり、むくみ解消にも役立ちます。
味噌の栄養や健康効果
味噌は大豆を発酵させて作られます。大豆に含まれるアミノ酸やビタミンなどが発酵することにより量が増え、大豆のままより効率的に摂取することができます。また、発酵させることで大豆には含まれていない乳酸菌や酵母などの栄養も摂取することができるようになります。他にもたんぱく質、炭水化物、ミネラル、イソフラボンや食物繊維なども豊富に含まれています。
◇老化防止
イソフラボンやビタミンEには抗酸化作用があり、老化防止の効果が期待できます。
◇ダイエット
食物繊維の働きにより、便秘の解消に役立ちダイエットへとつながります。コリンという成分には肝臓の機能向上に役立つ効果が期待でき、脂肪が肝臓に溜まるのを防ぐ助けになります。
◇コレステロールを抑える
大豆のサポニンには、コレステロール値を抑える働きがあります。大豆レシチン、リノール酸にも同様の効果が期待できます。また、リノール酸はメラニンの生成を抑え、シミなどの予防に役立ちます。
豚汁
【材料】(4人分)
豚バラ肉・・・100g
人参・・・1/2本
大根・・・1/4本
こんにゃく・・・半分
ごぼう・・・2本
出汁・・・5カップ
味噌・・・適量
ごま油 ・・・大さじ2
刻み葱、七味唐辛子など・・・お好みで
【作り方】
- 人参と大根はいちょう切りに。ごぼうは斜めに薄く切り水にさらした後、水気を切ります。こんにゃくは短冊切りにし、茹でておきます。
- よく熱したお鍋にごま油をひき、3センチ幅に切った豚肉を入れよく炒めます。
- 豚肉の色が変わってきたら1の材料を加えよく炒めます。
- 出汁を加え、沸騰したらアクをとって煮ます。
- 具材が柔らかくなってきたら火を止め、味噌を溶いて入れます。味見をしながらお好みの濃さにしてください。お好みで七味や刻みねぎを散らしてできあがりです。
豚の味噌漬け
【材料】
豚ロース肉・・・4枚
☆酒・・・大さじ1杯
☆砂糖・・・大さじ1杯
☆しょうゆ・・・大さじ1杯
☆みそ・・・大さじ3杯
☆しょうがすりおろし・・・1片
サラダ油・・・小さじ1杯
【作り方】
- 豚ロース肉を筋切りし、フォークで数カ所刺して味が染み込みやすくなるようにしておきます。
- ☆の調味料を混ぜます。
- 豚肉に2を塗り、冷蔵庫に入れ半日程度味を馴染ませる。(ここでジッパーバッグに入れて冷凍保存することもできます)
- フライパンにサラダ油を引き、豚ロース肉を入れ、フタをして弱火で5分蒸し焼きにします。一度裏返し、再びフタをして弱火で3分焼いたら完成です。※焦げやすいので様子をみながら加熱してください。
豚となすの味噌炒め
【材料】(2人分)
なす・・・3~4本
豚肉(薄切り)・・・120~150g
<下味>
酒・・・小さじ1
しょうゆ・・・小さじ1
<みそダレ>
酒・・・大さじ2
砂糖・・・小さじ1
みりん・・・大さじ1
みそ・・・大さじ1.5
ショウガ汁・・・小さじ1
サラダ油・・・大さじ3
ゴマ油・・・少々
【作り方】
- なすはヘタを切り落とし、乱切りにして水に放ち、しっかり水切りします。
- 豚薄切り肉はひとくち大に切り、<下味>をもみこみます。
- フライパンにサラダ油を熱し、なすと豚薄切り肉を炒め合わせます。
- <みそダレ>を加えて全体をからめるように炒め合わせ、煮汁が少なくなればゴマ油を加えてひと混ぜしてできあがりです。